CROSS TALK 上司部下座談会

そして上司・部下の関係性まで。
東レプラスチック精工のリアルを語る
会社を知るために気になることいえば、
やはり職場での人間関係。
隣り合う2つの販売課のメンバーが集まり、
各部門の特徴や仕事の面白さ、
そして、上司・部下の関係や
職場の雰囲気などを語り合いました。
ここでしか聞けないリアルで楽しい会話を、
最前列でどうぞ。
会社を知るために気になることいえば、
やはり職場での人間関係。
隣り合う2つの販売課のメンバーが集まり、
各部門の特徴や仕事の面白さ、
そして、上司・部下の関係や
職場の雰囲気などを語り合いました。
ここでしか聞けないリアルで楽しい会話を、
最前列でどうぞ。
入社以来、射出販売一筋にキャリアを積む。タイのグループ会社に出向していた経験も。現在、東京射出販売課に加え、海外への展開も牽引する立場にある。
キャリア入社。前職は金属素材メーカーの営業。東レグループの一員として企業基盤がしっかりしていること、優れた技術力を誇ることが入社の理由。
入社以来、押出販売一筋にキャリアを積んできた。K.Yとは同期入社であり、かけがえのない仲間でありライバル。現在、海外展開における製品開発グループのリーダーも兼務する。
キャリア入社。前職は製紙メーカーの営業。子どもが産まれキャリアアップを目指そうと考えたのが転職の理由。汎用品ではなく、高機能なプラスチックを扱っていることに魅力を感じた。
そもそも扱っている製品の性格が違いますから、当然、営業の流れも変わってきます。射出成形の製品をわかりやすく紹介するなら、ふだん皆さんが目にしているようなプラスチック部品。東京販売課で扱っている代表的な製品としては、大手エレクトロニクスメーカーの家庭用ゲーム機向け部品、自動車のエンジンまわりなどで使われる高機能部品などがあげられます。
一方、押出成形でつくっているのは、プラスチック製品や部品のための“素材”なのです。ホームセンターに行くと、DIY用の木材の板や丸い棒がたくさん並んでいますよね。あのような見た目のプラスチック素材を販売しています。各地域の代理店や問屋さんを介してお客様に提供するというのが基本的な営業の流れです。
営業のスタイル的にはそこが一番の違いですよね。射出では、直接お客様のメーカーに提供しています。お客様にダイレクトに営業するわけです。
私はキャリア入社で、前職は金属メーカー。代理店を経由するような営業をしていたので、射出販売課に配属された当初は少し戸惑いましたね。
私も同じようにキャリア入社です。前職の製紙メーカーでは、S.Hさんと同じように代理店経由の営業をしていました。私のいる押出販売課は、いまY.Mさんが話したように同じような営業スタイルですから、比較的スムーズに馴染めたように感じます。でも、会社もマーケットも異なるため、いろいろ違いもありますよね。当社の押出販売では、代理店と一緒にお客様にアプローチしたり、さらには直接お客様を訪問して情報を収集したりします。当社の営業スタイルの特徴だと思います。
射出販売の面白さは、なんといってもお客様と一緒にものづくりにチャレンジできるということ。ゲーム機や自動車の場合、発売の数年前から企画や開発がスタートし、私たちすでにその段階からアプローチして、お客様の製品開発に深く関わります。もちろん、苦労はいろいろありますけど、自分たちの部品が搭載された製品がテレビCMなどで流れているのを見ると、それは嬉しいですよね。
押出販売の場合、そのようなダイレクトな手応えを得ることが少ないので、面白さを伝えるのがちょっと難しいかな……。
でも、直接ではないにしても、お客様の製品を通じて社会に貢献するということでは変わりないですよね。たとえば半導体製造装置など、最先端の製品に当社の高機能なプラスチックが使われている。ちなみに、Y.Mさんは、この半導体製造装置の分野では当社のエース的な存在です(笑)。
自分たちで多種多様な素材を持っていることも、当社の押出販売の強みであり面白さではないですか。横から見ていて羨ましいなと思います(笑)。逆に、私たちは0から1を創り出してく仕事。それが射出販売の面白さである反面、難しさでもあるのです。
確かに、自分たちで素材を持っている分、戦略的なアプローチができるのは押出販売の面白さですね。今後この分野の需要が伸びそうだから攻略しようとか、何パーセントまでシェアを伸ばそうとか、高い視野に立って営業を組み立てていくことができるのです。
それは多いですよね。課長同士、日頃からいろいろ話し合っています。
お客様での製品開発では、設計段階などでプロトタイプの部品をつくります。当社は、押出成形もやっていてプラスチック素材まで自分たちで持っているため、こうした試作にも対応できるのです。
このようにトータルにお客様のお手伝いできるプラスチック樹脂メーカーは日本には数少ない。当社ならではの強みだと思いますね。
仕事のこと、プライベートのこと、どんなことでも気軽に相談し合える関係を心がけています。そのために日頃から意識しているのは雑談。朝の挨拶などでも「おはよう!」で終えるのではなく、その日の顔色などを見てひと言ふた言加えるようにしています。上司が朝から仏頂面していたら、みんな楽しくないですからね。
そのあたりは私も同じかな。いつでもどこでも“報・連・相”してもらえるような関係を意識しています。最近、新人が配属されてきたので、自分ばかりでなく、D.Oさんのような中堅にも気軽に相談できるように課内全体の雰囲気づくりにも気を配っています。
K.Yさんは、本人が言うとおり、とても気さくな上司ですよね(笑)。ふだんから仕事ばかりでなく家庭のことなどいろいろな話をしてくれますし。それでいて業務の相談では的確に対応しくくれて、時にはビシッと厳しく言われることもあります。上司・部下の関係にこだわらず、ときどきK.Yさんから相談を持ちかけられることもありますね。
最近、ふと思うのだけど、私は少しいろいろ話しすぎなのかな。ときどき不安になることがある(笑)。
確かに(笑)。でも、その方が部下たちも気が楽なんです。あっ、こんなことまで相談していいんだ、たまにはハズしたことを言っても大丈夫なんだと、課内全体が和みますから。
Y.Mさんは、仕事ばかりでなく部下の家庭のことまで気遣ってくれる上司ですね。うちの子どもが熱を出した時も、「家族を大事にしろ」とフレックスタイム制を利用して早く帰してくれました。
家族のこともそうだけど、部下の心と体の健康のフォローも上司の重要な役割ですからね。
私は今日、Y.Mさんと話をするのをとても楽しみにしていたのです。射出販売課と押出販売課はデスクも隣り合っていますけど、さすがに別の課の課長とは話す機会が少ない。Y.Mさんが楽しそうに部下に接している姿をいつも見ていて、私もぜひ親しくなりたいなと(笑)。
おや、それは嬉しいな(笑)。ありがとう。
私はいつも「カウンターを考えよう」と伝えています。お客様に提案する時には、その提案に対してお客様がどんな回答をするか、あるいは質問をしてくるかをあらかじめ想定してシミュレーションしておく。営業ではとても大切なことだと思います。
私がよく口にするのは「考えろ」という言葉。上手くいった時でも、失敗した時でも、立ち止まらずに考え続けること。私自身も常にこのことを意識して仕事をしています。
前の会社でもそうだったのですが、ふつう会社での挨拶は「お疲れ様!」ですよね。ところが当社での第一声の挨拶は「こんにちは」。このようなフランクな雰囲気が気に入っています。
そう、それは私も新鮮でした。
そうかな。私とY.Mはずっと長くこの会社にいるので、当たり前のように思っていたけど(笑)。
職場のみんなも仲がよいですよね。お昼休みも課内のメンバーと連れだってランチに行って雑談ばかりしている。その一方で、職場に残ってお弁当を食べている人もいます。そのあたり妙に気をつかうことなく、みんなが自分のペースで働ける雰囲気が好きですね。
アフター5の食事会や飲み会もそんな感じですよね。頻繁にやっているけれど、強制されることもない。客先で失敗して落ち込んでいる時など、K.Yさんからよく声をかけてもらっています(笑)。
あとワークライフバランスも充実しており働きやすい会社だと感じています。
在宅勤務やフレックスタイム制など制度も整っていますし、有給休暇なども気兼ねなくとれる雰囲気がありますね。
うちの課では、課長のY.Mさんが率先して長期休暇を楽しんでいますから(笑)。
最近の若い人たちを見ていると、好奇心がやや足りないと感じることがあります。与えられた仕事だけを上手にこなすのではなく、そこから関心を広げて、さらに一歩も二歩も踏み出してほしい。いつも同じ道を歩くのではなく、たまにはこの路地を覗いてみようとか、そんな好奇心を日頃から大切にしてほしいですね。
私は、さっきの繰り返しになりますが、やはり考え続ける力かな。若い部下たちを見ているとみんな優秀で、「考える力」もある。これからはそれをもっと深めて、自分の業務のことばかりでなく、販売課が、さらには当社がどうすればよくなっていくかを考え抜いてほしいと思っています。
確かに「好奇心」は自分に不足している部分だと日頃から感じています。私は、仕事が人生のすべてとは言いませんが、やはりとても大きな部分を占めると思っています。その大切な仕事を充実させていくためにも、多様な分野へと目線を向けて自分の世界を広げていきたいですね。
私は、「考え続ける力」に加えて、動き続けることも大事だと考えています。そのための絶好のお手本が目の前にいますので、これからも学べることはどんどん吸収していこうと思っています。
うーん、一番難しいテーマですね(笑)。最後に少しリアルなことを話しますが、押出成形の分野ではアジアNo.1のメーカーを目指したいと思っています。
そのような大きな目標を目指して、みんなで同じ想いを持って前進していけるような組織をつくっていきたいですよね。「こんなチャレンジがしたい」と自由に声をあげることができて、誰もが前向きで楽しく仕事ができる会社。そんな目標に向かって一緒に歩んでいく、若く新しい人たちに期待しています。